【図形の結合機能】様々な図形を組み合わせ・切り出してイラスト作成
イラストを作成していく上で、「図形の頂点の編集機能」と同じくらい重要なのが、今回の「図形の接合機能」です。
様々な図形を組み合わせたり、切り出すことで、新たな図形やイラストを作成することができるので、ぜひ参考にしてみてください。
YouTubeでも紹介しております。
「図形の結合」機能とは?
図形の結合機能は、
結合したい図形(複数)を選択して、
「書式タブ」にある「図形の結合」にある
・ 接合
・ 型抜き/合成
・ 切り出し
・ 重なり抽出
・ 単純型抜き
の5種類を指します。
「接合」機能とは
まずは、図形の接合です。
5種類の機能の中でも一番頻繁に使用する機能です。
複数の図形を選択した状態で、この「接合」をクリックすると、
一つの図形にすることができます。
「型抜き/合成」機能とは
続いて、「型抜き/合成」機能です。
この機能は、複数の図形の重なった部分のみ切り抜く機能です。
「切り出し」機能とは
続いて「切り出し」機能です。
この機能は、重なった複数の図形の重なった内、
重なっている部分や重なっていない部分を
全てパーツにして切り出す機能です。
もうちょっとわかりやすくしてみると、このように3か所のパーツに分解されました。
この機能も「接合」と同じくらい頻繁に使う機能です。
「重なり抽出」機能とは
続いて「重なり抽出」機能です。
この機能は、重なっている複数の図形の内、重なっている部分のみ抽出する機能です。
「単純型抜き」機能とは
最後に、「単純型抜き」機能です。
この機能は、重なっている複数の図形の内、
どちらか一つの図形の重なっていない部分のみを抽出する機能です。
図形をクリックして選択する際の順番によって、
抽出される図形が異なる点が注意です。
例えば、円の図形を選択して、その次に三角形を選択して、
単純型抜きをした場合、
このように円の図形の重なっていない部分が抽出されます。
それでは、選択する順番を逆にしてみましょう。
三角形を選択した後に、円の図形を選択して、
単純型抜きをしてみましょう。
すると、今度は、三角形の図形の内、重なっていない部分のみが抽出されました。
以上が全てですが、
- 「接合」機能
- 「切り出し」機能
をしっかり使えれば問題ありませんので、
この2つをしっかり理解してください。
「図形の結合」機能を活かしてイラストを作ってみよう
次に、このようなサラリーマンが走っているようなピクトグラムを図形で作成していきます。
接合したい図形を重ねていってみよう
それでは早速やっていきましょう!
接合させたい図形をたくさん挿入していきます。
まずは頭部にあたる円の図形を挿入します。
続いて、胴体にあたる部分。
角が丸い四角形を挿入します。
ちょっと、角度を変えてみましょう!
図形の上にポチッとついている箇所をクリックしたまま、回転させると角度を変えられます。
角が丸い四角形を、今度は腕の部分でも使用したいので、ドラッグコピーをします。
ドラッグコピーした図形を少し小さくしてあげます。
小さくした図形をさらにドラッグコピーして追加していきます。
この角が丸い四角形の角に黄色い点があります。
これを動かすと、角の丸みを調節することができます。
同じ要領で、その他の腕や脚の部分もペタペタ図形を重ね合わせていきます。
※この時、重ねる順番は気にしなくて結構です
「図形の結合」機能を使ってみよう
図形の結合機能を使ってみましょう!
図形の接合を使用
それでは、実際にこれらの図形を全て接合していきましょう!
まず、先ほどの図形を全て選択していきます。
「書式」タブの「図形の結合」の「接合」を選択すると、全ての図形が接合され、一つの図形になりました。
図形の切り出しを使用
続いて、襟元を作っていきます。
新たに、三角形の図形を挿入して、胸元に持ってきてください。
先ほど接合した全体の図形と、挿入した三角形の図形を選択します。
「書式」タブの「図形の接合」の「切り出し」を選択すると、重なっている部分ごとにパーツがいくつかに分かれます。
今回は、この三角の部分だけ抜き取りたいので、三角の部分を削除します。
すると、このような形になりました。
続いて、ネクタイ部分を作成していきます。
五角形の図形を挿入してください。
五角形の図形のサイズを小さくして、胸元まで移動させます。
あとは、色を変えてあげれば出来上がりです!
参考:腰痛や肩こりなどでお悩みの方は、こちらの記事もご参考にしてください。