プレゼン・企画書作るならどのツールが最適?目的別で見るそれぞれの特徴
PowerPoint、Googleスライド、Canva
等、最近は様々な便利なツールがありますが、
どのツールがどのような目的に最適なのか?
それぞれのツールの特徴を踏まえた上で、解説します。
それぞれのツールは、
似ているようで全然違います。
目的によって、最適なツールは異なりますので、それぞれの特長を理解して活用してみてください。
パワポ、Googleスライド、Canvaを比較
簡単ではありますが、それぞれのツールの特徴を比較してみました。
PowerPointとGoogleスライドは、目的も機能もさほど変わりありません。
後述しますが、少しGoogleスライドの方が使いづらいですし、機能面ではやはり劣ります。
ユーザー層もほぼ同じです。
Canvaは、デザイン作成ツールです。
機能としては、PowerPointやGoogleスライドと類似するものがありますが、デザインに特化しているツールであることは間違いありません。
そのため、それぞれの長所短所を理解して、目的別に使い分けていく必要があります。
PowerPointって他のツールと比べるとどうなの?
PowerPointが他のツールより優れている点
- Microsoft社による長年の信頼実績がある。
- バージョンアップにより、常に進化されている。
- 汎用性が高く、資料作成の基本的ツールである。
順番に解説していきます。
Microsoft社による長年の信頼実績がある。
やはり、何といっても長年のMicrosoft社が築き上げてきた信頼と実績は、全世界共通です。
その信頼と実績により、日本でも多くの企業が導入しており、学生から社会人まで幅広い層に支持されています。
バージョンアップにより、常に進化されている。
1987年に開発されて以降、幾度とバージョンアップし、ユーザー目線で使いやすく、便利なソフトへと進化してきました。
機能面が充実しており、汎用性が高く、資料作成の基本的ツールである。
PowerPointの汎用性は高く、プレゼンテーションはもちろんのこと、資料作成、チラシ、年賀状、動画編集等様々な分野で活躍できることは間違いありません。
また、機能面が非常に充実しており、やはりPowerPointでしかできないことはとても多いです。
他の2つのツールは、PowerPointに変換する事ができることからも、基本的にはPowerPointが最終的に利用しやすいです。
PowerPointが他のツールより劣っている点
- ソフトが有料であり、高い
- Canvaに比べると、デフォルトのテンプレートがダサく、自分でデザインしなければならない
順番に解説していきます。
ソフトが有料であり、高い
やはり、Officeソフトは高いです。
WindowsPCであれば、ほとんどの場合は、デフォルトでインストールされていると思いますが、その分PCが高くなっています。
仕方のない点でありますが、他のツールと比べると、この点はどうしても劣っていると感じてしまいます。
デフォルトのテンプレートがダサく、自分でデザインしなければならない
Canvaに比べると、テンプレートのデザインは非常にダサいです。
これをそのまま使っている方もチラホラいますが、絶対やめた方がいいです。
そのため、自分でデザインをしなければいけなく、その点PowerPointに対し、敷居が高いと感じてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?
Googleスライドって他のツールと比べるとどうなの?
Googleスライドが他のツールより優れている点
- 無料で使え、広範性が高い
- ファイル管理をする必要がなく、簡単にオンライン上で共有することができる
- 自動保存機能により、データの消去のおそれがない
順番に解説していきます。
無料で使え、広範性が高い
PowerPointとGoogleスライドは、目的が似ているのでよく比較されますが、決定的に違う点は、無料で使えるかどうかだと思います。
Googleスライドは、Googleアカウントさえあれば、誰でも無料で使えるので、非常に多くのユーザーに利用されています。
ファイル管理をする必要がなく、簡単にオンライン上で共有することができる
GoogleスライドとPowerPointの決定的な違いは、もう1つ。
ファイルをオンラインで管理するので、パソコン内にファイルとして保存する必要がないことです。
さらに、そのことによって、オンライン上で誰かと共有することが簡単にできるので、ファイルをメールで飛ばす等の面倒な作業をなくすことができます。
自動保存機能により、データの消去のおそれがない
PowerPointでもOffice2021から自動保存機能が備わっているのですが、それでも常に自動保存されているわけではないので、誤ってデータを削除しまうことがたまにあります。
Googleスライドであれば、常に保存されているので、誤ってブラウザを閉じてしまっても完璧に保存されているのでとても便利です。
Googleスライドが他のツールより劣っている点
- PowerPointに比べ、少し機能面が劣っている
- Canvaに比べ、テンプレートがださく、自分でデザインしなければならない
PowerPointに比べ、少し機能面が劣っている
PowerPointに比べて、少し機能面が劣っています。
これは否めません。
また、PowerPointを使っている人間からすると、結構使いづらいです。
簡単ではありますが、機能面が劣っている点についてまとめてみました。
- フォントが少ない
- 「図形内でテキストを折り返す」をオフにする機能がない
- 「光彩」「ぼかし」「3-D」効果の機能がない
- オブジェクトをテクスチャで塗りつぶすの機能がない
- 図形の結合の機能がない
- 「書式のコピー/貼り付け」のショートカットキーが効かない
- マスター(テンプレート)の編集があまり自由にできない
- 箇条書きが賢くない
- クリップボードにある画像をペーストできない
- PDFが貼り付けられない
- PowerPointから画像をコピペすると大きく劣化する
- PowerPointからの移植はまだちょっとつらい</
Canvaに比べ、テンプレートがださく、自分でデザインしなければならない
この点は、PowerPointと同様です。
Canvaはデザイン作成ツールなので、仕方ありませんが。
Canvaって他のツールと比べるとどうなの?
Canvaが他のツールより優れている点
- デザインが豊富で、オシャレなデザインを採用したものが作成できる
- PowerPointに比べ、無料で使える
- 他のツールに比べ、スマホアプリから編集することが可能
デザインが豊富で、オシャレなデザインを採用したものが作成できる
Canvaは、デザイン作成ツールですが、他のユーザーが作成したオシャレなテンプレートが多数揃っています。
そのため、それを使ってオシャレな制作物を作成することができます。
PowerPointに比べ、無料で使える
Googleスライドと同様、一部有料プランがありますが、Canvaは基本的には無料で使えます。
他のツールに比べ、スマホアプリから編集することが可能
他のツールと比べると、この点は決定的に違います。
スマホでも編集することが可能なので、SNS等との相性がとてもいいです。
Canvaが他のツールより劣っている点
- 他のツールに比べ、機能面が劣っている
- 認知がまだ広がっていない
他のツールに比べ、機能面が劣っている
決定的に機能面は劣っています。
制作物を制作するという点では、PowerPointやGoogleスライドでできることの中の半分以下くらいしか機能面は備わっていません。
デザインは結構いいものができるのですが、図形等が使えないため、シンプルに強調等をする手段ができません。
そのため、PowerPointに変換して編集する必要があります。
認知がまだ広がっていない
他の2つのツールに比べると、認知がまだまだ広がっていません。
若い方を中心に広がっているので、デザインも若い方が好みやすい傾向になっています。
目的別で選ぶツール|どのツールが最適なのか?
各ツールの特徴を踏まえて、目的別でどのツールが最適なのかを紹介していきたいと思います。
次の目的別でそれぞれどのツールが最適なのかを解説していきます。
- ビジネス資料(企画書・社外プレゼン用)
- ビジネス資料(社内プレゼン用)
- 消費者向けの資料(B to C) & (C to C)
ビジネス資料(企画書・社外プレゼン用)なら、PowerPointが最適
ビジネス資料の目的は、いかに提案内容を読み手・聴き手に訴求させるかがポイントになります。
資料はとかくデザイン重視に考える方がいますが、デザインはシンプルにするのが定石です。
Canvaは、デザイン作成ツールのため、人の目を引くテンプレートばかり目にします。
そのようなテンプレートは使わないことをおすすめします。
また、Googleスライドは先述したとおり、PowerPointより機能面が劣っており、使えるフォント等も限られているため、少し使いづらいです。
そのため、ビジネス資料(企画書・社外プレゼン)を作成するなら、PowerPointが最適なツールです。
ビジネス資料(社内プレゼン用)なら、GoogleスライドでもOK
それでは、社内プレゼンではいかがでしょうか。
社内であればファイルを簡単に共有できるGoogleスライドが結構便利になります。
PowerPointファイルは、データ容量を圧迫する事がありますので、その点Googleスライドは便利と感じます。
消費者向けの資料(B to C) & (C to C)なら、CanvaでOK
最後に、消費者(エンドユーザー)向けの資料ではいかがでしょうか。
消費者には、デザインのオシャレさも重要になってきます。
アイキャッチになるデザインは、購買意欲や企業イメージを向上をさせる役割があるからです。
副業で人気のクラウドソーシングやSNS等、「C to C」でやり取りをする場面には、Canvaで作成するものは、とても優位性がありますので、ぜひ活用してみてください。
最後に
今後も様々なツールが開発される事があると思います。
ですが、そのツールの特徴を十分に理解した上で、利用しないと目的を見失うおそれがあります。